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料理もできるし 優しいし [漫画・アニメのイケメン]

先日、意味もなく『ONE PIECE』(尾田栄一郎/ジャンプコミックス)を読み返しておりました。
あの単行本には、SBSというコーナーがありまして、読者からの質問に作者が答えてくれるのです。
で、27巻のSBSに、このような質問が掲載されていました。曰く、
「サンジはなんで、年下のナミを“さん”づけで呼んで、年上のロビンを“ちゃん”づけで呼ぶの?」と。
質問者は、当時19歳の女性だったようですが、サンジったらロビンに対して失礼じゃない?!とご立腹のようです。

コミックスを買ったときには、特になんとも思いませんでした。
しかし、今見るとじつに興味深い質問です。
連載の続く間に時は経ち、ロビンと同じ年齢にまで達したリネンは、こう思うのです。

年下を“ナミさん”と呼び、年上を“ロビンちゃん”と呼ぶサンジは、
やはりホンモノの色男! 女心分かりまくりの、真のフェミニストだと!!

年下の女性に、きちんと敬意を払って接するのは、洗練された現代的な男性の美点です。
「年下」「しかも女」というだけで、職場のオヤジに「○○ちゃ~ん、コピーお願い」と下の名前で呼ばれ、
このキモオヤジめっ、てめーの女じゃねえっつうの!!
・・・と、ハラワタ煮える思いをした女性は、存外多いことと思います。特に、一昔前は。
わざとらしくなく、イヤミでなく、年下の女性に自然と礼儀正しくできる。
現代の男性なら、当然、こうでなくてはね!

一方で、9つも年上の女性に対して、それもロビンのように強い女性に対して、
あえて「女のコ」扱いをするのは、男としての自覚をしっかり持っていることの表れかな? と思います。
いやもぅ・・・ ハッキリ言いましょう。
この年になって、ほとんどの人から“しっかり者のお姉様”という扱いを受けまくる中で、
年下の男性から「女のコ」扱いをされることが、どれだけ面映いか!!(笑)
“○○ちゃん”と呼ばれたり、「おれに任せなよ!」的なことを言われたり、
こっちを女のコとみなして、いっぱしの男性として振舞うのが、カワイイやら頼もしいやら。

総じて言うと、
かよわい女性には誰でも優しくするけど、ホンモノの男だったら、強い女性に優しくできるということでしょうか?
ナミもロビンも強い女性ですが、そんな彼女たちにきちんと接することができるのは、サンジがもっと強いから。
もっと強いんだけど、いばるつもりがないから。
そこらへんが、心優しいサンジの、“等身大の男としての魅力”ってヤツかも知れません。
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