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琴光喜も応援してます [土俵のイケメン]

やったぜ、魁皇っっっ!!!

土曜日の夕方、
リネンはただならぬ緊張を胸に、テレビ桟敷に張り付いておりました。
チャンネルはもちろん大相撲中継。
話題は、横綱・白鳳と大関・千代大海の優勝争いです。
しかし、10年来の相撲ファンであるリネンは、
そしておそらく、福岡国際センターのお客さんたちも、
気になっていたのは、もうひとつの勝負の行方でした。
「負け越したら引退」を明言していた、角番大関の魁皇の取組です。

このとき、魁皇の成績は7勝6敗。
14日目である土曜日に星を落とせば、7勝7敗の五分となり、
勝ち越しは、翌日の千秋楽にかかります。
千秋楽の取組は、千代大海と決まっていました。
千代大海は今場所、4年半ぶりの優勝を狙う立場にあります。
彼だって、「あと何度でもチャンスはあるよ」という年齢ではありません。
最悪の場合、千秋楽の取組は、
「魁皇が勝てば千代大海は優勝できず、千代大海が勝てば魁皇は引退」
という、皮肉な勝負になる可能性がありました。

二人は、同じ九州出身。
かつての、華やかなりし4横綱時代を、大関・関脇として互いに戦いました。
曙が、武蔵丸が、若貴兄弟が去り、
ともに大関を務めた貴ノ浪や武双山、栃東も引退し、
後からやってきたモンゴル勢の若者に、横綱の地位が移った今でも、
古参の大関として必至に粘り続ける、魁皇と千代大海・・・
もちろん、いざ勝負となれば、当の本人たちは、
「自分が勝ったら相手は引退する」「相手は優勝を逃すことになる」なんて考えず、
全力でぶつかり合うに決まっています。
しかし、リネンも九州のお客さんも、どちらか一人だけを応援するなんて、できっこないのです。
千代大海の優勝はともかく、魁皇の勝ち越しだけは、
明日の勝負に持ち越して欲しくはなかったのです。

年々まげは細くなり、腰には故障を抱え、
相手が骨折するほどのパワーを誇った小手投げは、見る影もなく、
だいたい、仮にも大関でありながら、
14日目にやっと勝ち越しとゆー成績は、決して褒められたものではなく、
正直「この先何年も何年も、現役続行できそうだ」とは、どのみち思えない、
満身創痍のベテラン、魁皇の取組でした。
それでも、リネンは嬉しかった!
今日、魁皇が勝ってくれて、本当に嬉しかったんです!

若い力士の台頭も、見ていて気持ちがいいけれど、
ベテランの心意気と粘りとには、やっぱり心揺さぶられます。
はっきり言って、魁皇の引退は、さほど遠い未来ではないでしょう。
だけど今は、言わせて欲しいんです。
魁皇関、まだ、やめないで!!


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