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ハイティーン並みにギターうなる! [音楽を奏でるイケメン]

B'zのニューアルバム『MONSTER』を買いました。
反逆とセックスの音楽であるとされるロックですが、長年バンド活動を続けてりゃ、メンバーの成長とともに、家族愛や人類愛について歌う年長者じみた曲が増えてくるものです。普通は。
そーゆう意味でB'zは普通じゃないですね。
詞も曲も、17歳のバンド少年が考えそうな内容で、青臭いとさえ思えるくらいです。社会に蔓延する矛盾点を「世の中そんなもん」と割り切れない潔癖さ。高潔な愛情と原始的な情欲とが矛盾せず同居する異性への感情...とかね。
相撲取りでも大抵、ベテランほど却って若々しい取り組みを見せたりするもんですが、ミュージシャンも同じなのかも知れません。
年ごとに増すオッサンパワーを、若々しさという形で発現させることの出来る人々が、一部に存在するということなのでしょう。

「癒し系」という言葉が数年前から何だかもてはやされておりますが、いわゆる癒し系の楽曲にホントウに癒された記憶が、リネンにはまだありません。
苦しいとき、心細いとき、自信を失ったとき、なにもする気が起きないとき、いつだってリネンが頼ってきたのは、
マイナス思考のディプレッション状態に浸る自分を、胸ぐら掴んで太陽の下に引っ張り出すような、
沈滞した精神を、下腹のあたりからガッツンガッツン突き上げるような、
「今動かないでいつ動く?!」と正面から大声で問いかけるような、
そんな青臭いほど元気なB'z曲です。なんたって年長者の作った曲ですから、「そんな若いこと...」と嗤うわけにもいかないし。
「諦めや悟りを得て満足するほど、自分はまだ老いちゃいねぇぜ!!」という気分がジリジリ高揚してきても、当然というものです。

頑張らなくていいんだよとか、そのままの君でいいんだよとか、しっとりバラードに乗せて歌われても、大して楽にはならない。
がむしゃらにやるのも可愛らしい。泣くほど悔しがるのも愛おしい。強いあなたは美しい。
自分が若者であることを思い出させてくれる音楽のほうが、当面は、よっぽど救いになるのです。


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