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そりゃ死神にも気に入られるわ。 [銀幕(これまた古い)のイケメン]

I.S.S.A.構成員Kと二人で、映画『DEATH NOTE 前編』を観に行きました。
当アソシエーションが「正気と狂気の境界を演じられる俳優」と位置づける藤原竜也くん、期待を裏切らない、違和感ない、お見事なキラっぷりでございました。
家でくつろいでいる時とかによく着ている、肩口の少し広めな私服も漫画そのままに、襟から覗く鎖骨から、斜め上の“リューク視点”から見下ろすうなじから、さりげない色気を放出しているところまで、忠実に演じきってらっさいました。

Kの感想としては、藤原竜也くんの「声」が気になるとのことです。それもイイ意味で。
確かに彼の声は特徴がある。アニメの声優なんかを務めても、きっとすぐに分かるでしょう。でもどこがそんなに特徴的なのかというと、正直はっきりとは表現できないのです。特別にシブい声でなし、特別に甘い声でもなし。
声変わりは一応済んだけど、かといってまだ大人の声にまではなっていない、高校生くらいの男の子のような声色をしているのかも知れません。
主人公のライト君は、(映画では最初から大学生の設定ですが、)大人以上の頭脳と技術を持っていながら、心のどこかに無邪気で残酷な子供っぽさを残している、という人物です。
成人男性と少年の中間のような、ある種不安定な感じのするあの声が、演じる役どころにぴたりとはまるので、心にス~ッと入ってきちゃうのでしょうか。

リネン的には、藤原くんの「目」にいつも惹きつけられてしまいます。
彼は、左目にわずかに斜視があります。あまり目立ちませんが、角度によって分かる程度です。
大げさに言えば、その左目には何やら此の世ならざるものが見えているのではないか…という気にさえ、させられてしまうのです。
瞳がキラキラ澄んでいるせいもあって、その目に見透かされるんじゃないかという気がするのです。
魔眼めいて見えるのです。
もちろん実際には単なる身体的特徴なわけで、上記のよーな妄想が膨らむのも、すべては藤原くんの役者としての器量なのだと言えましょう。

正気と狂気のあいだ。
大人と少年のあいだ。
右目で見る世界と、左目で見る世界のあいだ。
藤原竜也は、見るものの心を一瞬だけユラッと揺するような、「あいだ」を演じる俳優なのかも知れません。

ところでこの映画、ライト役の藤原竜也くんもハマリ役なのですが、それ以外の登場人物もモノすごくよく配役してあります。
Lが実写であんなに忠実に再現できるなんて思わなかったし、警察関係者は大御所ぞろい。一番のクリティカルヒットはワタリ役の大御所俳優で、これはもう逆に、最初に漫画を描くときにこの俳優をモデルにしてたに違いない、という勢いです。
あと、リュークの声! まさか、あんなにイイ声の死神だったとは知らなんだ。


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