23人とも、サムライの顔だけど!

決まりましたな。ドイツW杯の日本代表。国境を越えて世界中でキャーキャー言い合える、素晴らしい期間が今回も始まろうとしています。

I.S.S.A.的な見地から言えば、やはり注目選手は、
当アソシエーションの専属サッカー解説員・SさんがゾッコンLOVEなFW玉田圭司。
元祖イケメンJリーガーとも言うべき、ベテランGK川口能活。
前々大会、黒いマスクとクールな素顔から「ミステリアス!」とフランス娘に騒がれた、DF宮本恒靖。
「王Japanでいうところのイチロー」みたいなMF中田英寿も、さすがにオットコ前な面構えです。

ジーコJapan 、ナカナカのイケメン揃いじゃありませんか。
…そういえば、欧州ええ男軍団と謳われた“アズーリ”イタリア代表は、今回はどうなんでしょ。張り切って調べるか。

もういくつ寝ると、ニュ～イヤ～♪

今年も残すところ、あと1日半となりました。正月というのは、特番にスポーツにとイケメンの出番が多い時期なので、番組表のチェックは怠れません。

さて、新年一発目の楽しみと言えば、リネン的には元旦のニューイヤー駅伝ですね。
コニカミノルタの2連覇なるか?!　はたまた中国電力の返り咲きか?!　注目の新興勢力、トヨタ自動車九州からも目が離せない!!
...というのが世間一般的な見所のようですが、リネンがいつも注目しているのは、日清食品です。
そこには、当時「学生界のエース」と呼ばれた箱根駅伝のスタア、徳本一善選手がいるからです。

髪をオレンジ色に染め、各々しゃれたサングラスを手にした、箱根路においてはちょいとチャラい集団。それが法政大学でした。
チャラいだけでなく、実際強い!!
今思えば、この「法政カラー」は即ち「徳本カラー」であったのだろうかと思います。
インタビューにはいつも自信満々のコメントで応え、派手な帽子やサングラスで一際目を引いた徳本選手は、それに見合うだけの結果も常に出していました。
デカイこと言って、ホントにスゴイ。日ハムの新庄選手のような感じです。

2002年1月2日。
田舎で箱根駅伝をテレビ観戦するつもりだったリネンは、だいぶ寝坊しました。
レースは既に鶴見中継所を通過、「花の2区」と呼ばれるエース区間に突入。徳本選手は、最上級生として、そして法政大学のエースとして、横浜の街を爆走しているはずでした。
なのに、その時ＴＶ画面に映っていたのは、不安定なフォームで失速する徳本選手だったのです。

数日前、右アキレス腱に痛みがあったと、翌日の新聞には出ていました。
往路優勝の期待がかかっていた法政大学。徳本にとっては、最後の箱根駅伝。エースとしてのプライドから、守りに入れなかったのでしょうか。
伴走車から監督が声をかけますが、徳本は首を振り、ふらふらと走り続けます。
でも、レースはまだ2区の前半。素人目にも、この調子で最後まで行ける訳がないと分かります。
とうとう監督が車を降り、走って徳本を捕まえて、法政大学は途中棄権になりました。
走り寄る監督から逃げようと、一瞬顔を背けた徳本が印象的でした。
一番高いプライドを持った選手が、一番ステキな大舞台で、リタイヤすることになったのです。

...てなドラマを目の当たりにしたものですから、彼のその後が気になって、日清食品を応援しているというわけなのです。
少しは貢献になるかな～と、カップヌードルもいっぱい食べてます。
ところで、日清食品入社後も、徳本選手はカッコいいサングラスでレースに出ています。インタビューのときには、それ用の別のサングラスに替えたりしていました。
そんなもんだから、実はリネンは、徳本選手の素顔をよく知らないのです!!
なんだかシャア・アズナブルみたいです。