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2021年でいちばん面白かった映画 [銀幕(これまた古い)のイケメン]

桜が咲いて散り、
藤が咲いて散り、
シロツメクサとかツツジが咲きました。
毎年恒例となりました、
すっかり忘れていたI.S.S.A.アカデミー賞を、
ここで発表したいと思います!

振り返ってみると、
コロナのせいで沈黙させられた2020年から、
映画が少しずつ芽吹き返すような1年だったように思います。
やっぱ映画館っていいよね!


『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』のジジイ祭は痛快でした。
『映画大好きポンポさん』の死んだ目をした青年も痛快でした。
『ザ・ファブル』と『燃えよ剣』の武闘派コンボ、岡田准一成分の潤沢な年でした。

『トゥルーノース』の泥臭い系韓流スター風主人公、
『白蛇:縁起』のびっくりするほど正統派ハンサム主人公、
「ディズニー以外の、外国のアニメ」の力を感じた年でもありました。

英国版『キンキーブーツ』の特別上映を見に行って、元気をもらったりしました。
『きのう何食べた?』を見た後、カレーうどんを食べたりもしました。
みんなみんな楽しかった、その中で、

The Oscar goes to...(オスカー関係ないけど)


『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』!


本家アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞したので、
ホンモノの折り紙付きです。
これ何がいいって、
「物事を映像作品として残す意義とは」みたいな崇高な気持ちと、
「単純に見ててアガる~!!」って気持ち、
両立できてオトクなんですよね。

音楽史において名にしおうウッドストック・フェスティバル。
それが開催されたのと同じ夏、別の場所で別の伝説が実は生まれていた。
黒人音楽の祭典、その名をハーレム・カルチュラル・フェスティバル!

スティービー・ワンダーとかBBキングとか、リネンですら名前を聞いたことあるような、
60~70年代の超カッコいい黒人系アーティストが次から次へと登場して、
ゴージャスこの上ありません。

今見ると「え?このイベントめっちゃすごくね?」としか言葉が出ないのに、
そのめっちゃすごいイベントが、なぜこれまであんまり省みられなかったのか。
ブラック・ライブズ・マターの観点から論じることもできますが、
リネンはどっちかと言うと「いやー、撮っとくって大事!」という感想です。
撮っといたから、こんな50年後の日本の一般人にまで、
彼らの歌声と熱が届いたのです。

映像って大事!
ドキュメンタリー映画って大事!

貴重だと思ったことが、後になるとそーでもないことがある。
大したことないと思ったものが、後になると貴重ということもある。
それは、その場では分からないから、
だから撮っておくのです。

撮っておけば、エンタメにも史料にもなる。
撮っておけば後世の人も楽しめる!
撮りためたものはいつか歴史になる!


そういう意味では、
川崎フロンターレのドキュメンタリー映画『ONE FOUR KENGO』も推せます。
日本プロスポーツ史の一級史料になりますよ。


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