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ミライさんになりたい。 [漫画・アニメのイケメン]

「機動戦士ガンダムΖΖ」と、「逆襲のシャア」をイッキ観しました。ガンダムと名のつく作品はビックリするくらいたくさんありますが、これで、アムロとシャアにまつわる物語は、一応ひととおり観たことになります。

先週末にΖΖを観始めたのですが、ここにきて急激にブライト艦長がスキになってきました。
いわゆるファーストガンダムの頃、戦艦ホワイトベースの艦長をしていた頃は「...19歳って...」とツッコミの入りそうな老けキャラに見えましたが(笑)、その7年後の設定である戦艦アーガマの艦長時代は、見た目に実年齢が追いついてだいぶ落ち着いた感じです。
れっきとした職業軍人でありながら、ストーリー上、なぜか素人集団を指揮するハメになることの多いブライト艦長。「弾幕薄いぞ!」「何やってんの!!」「どいつもこいつも...!」と気苦労の耐えない彼ですが、怒鳴ることはあっても決して部下にあたることはないし、細かいとこまで気配りのできる理想の上司と言えそうです。

ガンダムというアニメは(リネンがこれまで観たところだと)、「社会悪への耐性ができていない純粋で無鉄砲な子供vs政治と戦争にどっぷり浸かっちゃった大人」という構図が見られます。
ブライト艦長がカッコイイのは、このような中にあって子供と大人のいいところを兼ね備えているからだと思います。
人の上に立って部下を束ねつつ、上からの任務を遂行する彼のリーダーシップは、派手ではないけれど安定感があります。ブリッジの真ん中にブライト艦長が座っていると、アニメ全体が締まって見えて、視聴者に安心感を与えます。アムロ、カミーユ、ジュドーと歴代の主人公はみな少年ですが、彼らに比べると、彼らを指揮し続けてきたブライトさんは、ものすごく大人です。
しかし、自分の信念にそぐわない、理にかなわない命令が上層部から下されたりすると、「アンタちょっと、そんな...」というくらい怒り出します。潔癖で曲がったことが許せず、軍部の偉い人に向かってズバズバものを言っちゃうあたり、まだまだ若気が至っちゃってる感じがして、とても好もしいです。ブライトさんはやっぱりコッチ(子供)陣営の人なんだなぁ、と思わせます。
そうかと思えばまた、妻と子供のビデオに頬を緩ませていたりして、守るものを持っているあたりが大人だなぁ、とか...
驚異的な能力を持っている主人公たちや敵キャラたちに比べて、カッコよさが等身大なのがイイのかも知れません。

ちなみにハイティーンの頃であれば、確実にシャアをスキになっていました。
いや、今でも充分スキなんですけど。
高貴・セクシー・哀しげと三拍子揃ったスバラシイ美形悪役です。
ただ、できもしない理想を追いかけて自滅していくシャアの生き様は、ちょっと善意に表現すれば「私の包容力では手に負えない」。平たく言えば「付き合いきれない」... 付き合ってくれなんて、ひっとことも言われてないですけど。

今にも儚く散りにゆきそーな孤高の貴公子より、現実的なカッコよさを備えたキャラクターに目が行くようになったあたり、リネンはもう「大人」陣営に片足突っ込んでるのかも知れません...


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