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アヒル男を再評価 [漫画・アニメのイケメン]

名作漫画『らんま1/2』(高橋留美子 少年サンデーコミックス)全38巻を、改めて読破いたしましたが、やっぱりイイですね。主人公・早乙女乱馬(16歳)、健全な男子として、可愛くて可愛くてたまりません。
でも今回は、サブキャラのムースの話です。

ヘンな泉の呪いで、水をかぶるとアヒルに変身してしまう特異体質を持つムースですが、本来は普通にカワイイ顔をしています。

←こいつ

しかも見てください。これは、愛する女・シャンプーのために編んだマフラーを持ってくる、というシーンです。
主人公の乱馬は、「水をかぶると女の子に」という特異体質ゆえに、“男らしさ”や“女らしさ”に、やや過敏ぎみです。
しかしムースは、編み物は女の子の趣味であるという固定観念も持たず、素直に好意をカタチにして、表現しているのです。
すばらしく無視しがたい、器用さと素直さ。こいつ... できる!!
アニメで見たときは、あんまりパッとしねー奴、と思ったけど...

考えて見れば、ムースがモテキャラになれない理由は以下の3つ。
 1・シャンプーは村の掟により、自分を負かした男(乱馬)しか眼中にない。
 2・シャンプーは村の掟により、自分に負けた男(ムース)は眼中にない。
 3・なのにムースは、そんなシャンプーしか眼中にない。
顔はかわいいし、手先は器用だし、真面目だし。
女傑シャンプーには勝てなかった、というだけであって、決して弱くはないし。
本人さえその気になれば、引く手あまたは必至なムース。侮るべからざる、眠れる獅子です。
 花火もつくれる。


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