全力野球少年 [球場のイケメン]
始まってしまいましたねぇ...WBC(World Baseball Classic)。野球のワールドカップとも言うべきこの大会、なんと今回が第1回。
サッカーのワールドカップ第1回は、1930年にウルグアイで行われたそうで、その時はまぁそれなりの規模のサッカー大会だったようです。それでも、私たちから見れば、第1回大会に出場したサッカー選手なんて、もはや歴史上の偉人たちですよね。
そう考えると、今、私たちが目にしているWBC出場選手たちは、近未来において歴史上の人物になる存在なんですよね。私たちも、スポーツの歴史の目撃者です。
それなのに! それなのに!!
イチロー選手ときたら、まるで気負いがないみたいに見えます。第1回大会の意義とか、JAPANの名の下に戦うこととか、そんなことより、
「世界中の野球強いヤツラが集まるなんて、すげえよなぁ!!」
...って思ってそうな、そんな顔を終始しているのです。ドラゴンボールの孫悟空みたい。
これまでにリネンが見た、イチロー選手のインタビューとかから想像する限りでは、すごくストイックで気難しい、アーティスト肌の人物なのかと思ってました。
もしかしたらそういう一面もあるのかも知れないけど、それだけじゃイチロー選手の印象を形容しきれないような気がしてきました。
アジアラウンドの3試合では、イチロー選手個人の成績としては、目を見張るほどスバラシイというわけではありません。
でも、試合後のインタビューとかでは、なんだかすごく嬉しそうに見えるのです。何かすごく楽しいことが起きてるんだといった感じ。
で、試合内容に関係なく、WBCを楽しんでるのかな?と思えば、初めて負けを喫した最後の韓国戦では、はっきり「屈辱的だ」と。
つまり、勝てばはしゃぐし負ければムッとする。
アメリカ人も認める、一流の大リーガーなのに。
日本代表チームの、看板選手なのに。
今の彼は、やっぱり、おっきい野球少年にしか見えません。
「野球少年にしか見えない」という属性がまた、彼の選手としてのすごさを却って際立たせているあたり、風格が違いますけどね。
何してても絵になるし。
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