フランコ祭 最終夜 ～彼の乙女心を見よ～

若手・実力派・イケメン俳優であるＪ・フランコ。
最新出演作が、ちょうど公開中です。
それが『ＭＩＬＫ』。主人公の恋人役です。

ちなみに主人公、男です。あのショーン・ペンです。アカデミー主演男優賞です。
おすぎ待望！　ゲイの青年役であります！
（なぜこうもリネンは、おすぎをフィーチャリング・・・）


とかまぁ、ちょっと茶化してみましたが、
極めてまじめで、社会派で、硬派なノンフィクションであります。
７０年代に、サンフランシスコに実在した、政治家の話です。

自分が同性愛者であることを公表し、
最初はゲイの人たちの、
ひいては、黒人・アジア系・障がい者などなど、すべての“マイノリティ”たちの、
人権を守るために戦った、活動家ハーヴィ・ミルク氏の物語です。



そんなハーヴィと、二人三脚で歩んできたのが、
Ｍｒ．フランコ演じる“年下の恋人”スコットです。

でもね。
政治活動とか選挙運動って、ものすごくパワーが要ること。
運動が大きくなればなるほど、夢には近づくんだけど、
同時に、自分たちにかかるプレッシャーも、大きくなるわけです。


初めてこの街に来た頃、たった二人っきりだったよね。

今では、こんなに大勢の人と会って、たくさんの人脈を持って、
敵にも味方にも、世間にも注目されていて、
いっしょに食事を摂る時間も、満足に持てなくて、
君の身も心配で、
みんなが期待しているから、辞めるわけにもいかなくて、
君がなんだか、遠くに行ってしまうようで、

・・・自分にはもう、君を支えるのは、ムリだ・・・


これ、すごくないスか？！　すごく切なくないスかっ？！
まるで、まるで、ロックスターの彼女みたい！
めっちゃ乙女心！！！

個人的には、
明け方、寝ぼけまなこでハーヴィからの電話を取ったときの、
眠そうな眠そうなスコットの声が、セクシーでめっちゃ好きです。
短髪も、ヒゲも、フレアジーンズも、お似合いでカワイイですわ（＾＾）