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海賊とよばれた男に呼ばれた岡田くんがスゴイ [銀幕(これまた古い)のイケメン]

若さだけが、美しさなのでしょうか。
若々しく見えることだけが、芸能人の値打ちなのでしょうか。

リネンが『海賊とよばれた男』を観に劇場へ赴いたのは、だいぶ遅れてでしたから、
観る前から評判は耳に入っていました。
27歳から90歳までを一人で演じきった岡田くんはスゴイ、と。

まあ大河ドラマの実績もあるしねぇ・・・とは思っておりましたが、
「終盤に晩年の姿もちょこっと演じます」レベルではなく、
戦後の60代シーンがわりとメインだとは、まさか思いませなんだ。
おそるべし岡田准一!

30歳前後のシーンも、そりゃあカッコよかったですよ。
船上で、少し長い髪を海風になびかせる、美しくも精悍な横顔・・・
出光のマークを見る目が変わりそうです。

しかしねえ、そういうシーンを見て、
とっさに「若っ!」と感じてしまうっちゅーのは、どういうことかと。
岡田くんの実年齢はむしろこっちなのに。
50代60代の姿がしっくり来すぎて、
堤真一を部下に従えていても、なーんも思わない。

逆に、
CMでカメラに向かってウィンクしていたり、
歌番組でアイドル曲を歌ったり踊ったり、
そーゆう岡田くんを見ると、むしろ照れるようになってしまったリネンですよ。
あの大殿が! 店主が!! みたいな。
あんた本当にアイドルなんか。


それで、思ったのです。
「若~い!」「△△歳に見えな~い!」というだけが、
本当に芸能人の値打ちなのだろうか、と。
芸能人が老けるのは、本当にただの“劣化”なのだろうかと。

人々に夢を見せるのがアイドルの仕事だとすれば、
「いくつになっても若々しいままのイケメンが存在する」というのも、
ひとつの夢でありましょう。
だけどリネンが見たい夢は、
「いくつになっても年相応のイケメンが存在する」という夢です。
若さに依存しないイケメンぶり。
年を取ったからこその、男っぷり。
そーゆー可能性を、
『軍師官兵衛』とか『海賊とよばれた男』の岡田くんは、示しているのです。

ああ、実際に年を取った岡田くんが見てみたい。
50代の岡田くんの顔が見たい。
60代の岡田くんの芝居が見たい。
70を越えて、80を越えて、
出演者の中で最高齢の大物俳優として、
エンドロールの大トリに「岡田准一」と出てくるのを見る日まで、
この人のファンを続けてみたい!

これを夢と言わずして何と言おう。
とりあえずDVDを手元に置いて、20~30年寝かせた後に、答え合わせしたいね☆



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