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2012年は平時忠が好きだった [ブラウン管(古い)の中のイケメン]

みなさま、あけましておめでとうございます!
いやー、今年の箱根駅伝は群雄割拠ですごかったですねー。
ただでさえサディスティックな5区に、あんな大風が吹きつけるなんて。


さて、年が明けたということは、
2012年のイケメン・オブ・ザ・イヤーを決めねばなりません。
まー結論を言うと、一流ネタ作品『テルマエ・ロマエ』をはじめ、
八面六臂の大活躍だった阿部寛かなと!


ただ、リネンとしてはもう一人。
森田剛にね!
『平清盛』で、時忠を演じた森田剛にね!
敢闘賞を差し上げたいのですよ!!

通好みすぎた大河ドラマ『平清盛』。
主人公は、松山ケンイチ演じる平清盛です。
その妻は、深田恭子演じる時子です。
時子の弟が、森田剛演じる時忠です。


最初に時忠が出てきたときは、
「超チャラいwww大河っぽくないwwウケるw」と思ったもんでした。
でも考えてみれば(森田剛っぽい風貌だったかは別にして)、
平安時代には平安時代なりのチャラ男がいたはずだもんなー、と思って。
「ねーちゃんが有力者と結婚したから、オレもラクして出世できるかも!」
軽薄だけど、見ようによっては、リアルな平安貴族の若者かも?

ドラマの時忠は“チャラいけど、そのぶん人当たりがいい”という設定らしく、
朝廷内でなかなか柔軟な政治力を発揮し始めます。
武骨者ばかりな平一門の中では貴重な才能が開花した、と言えますが、
結果、それほど「ラク」はできてないような(笑)

そんなチャラ男の弟が、ねーちゃんをかばって、
清盛に食ってかかったときには、うっかりホロリとしました。
「ねーちゃんがなんで琵琶をやめたか、義兄さん分かってねーのかよ!」って。
チャラいけど、兄弟思いの、情に厚い子なんだなぁって。

情に厚い男が、情を捨てて、不平分子を粛清していくところなんか、
見ていて不安になるような、危うい雰囲気がけっこう出ていたんじゃないかな。
このシーンを見て時忠を好きになる人はいないかも知れないけど。
超有名なあのセリフも、静かなのに印象的で、今でも心に残っています。
「平家にあらずんば人にあらずじゃ」
「平家にあらずんば、人にあらず…」


リネン的に『平清盛』というドラマは、
チンピラに過ぎなかった若造が、
仲間や家族(どっちも「ファミリー」と読む)と結束して、
政財界を牛耳るドンにまで登りつめて行く…
という、悪羅悪羅系サクセスストーリーだと理解しているのですが、

主人公・清盛の傍らで、時忠もまた、
一介のチャラ男から、押しも押されぬインテリヤクザへと成長していたのでした。


結論:森田剛は、いいかも知れない!!

どんな役でもできるカメレオン俳優…ってワケじゃないけど、
合う役にピタリと合えば、さりげない好演を見せる名脇役になるかも知れない!
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