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フランス人の侠気 [街角のイケメン]

フランス人。

…というと、映画やマンガなんかでは、
気取り屋の軟弱者という役どころで出てくることが多いです。
「おフランス人」とか言ったりしますね。
おそ松くんのイヤミのせいだと思います。


さて、今回の東日本大震災では、
在日の諸外国人が、国もとから「帰ってこい!」と指示されることも多かったそうです。
向こうの政府とか企業の偉い人にしてみれば、自分とこの人間に対して責任というもんがあるわけですが、
「東京は(ちょっと生活が不便になっただけで)、ぜんぜん大丈夫なのに…」
「そんな、シリに帆かけて逃げなくても…」
と感じた人も、いたとかいないとか。


東京で、いろんな外国人に日本語を教えている先生が言うには、
「なんと言っても逃げ足の早かったのはフランス人」だそうで、
フランス政府が飛行機をチャーターして脱出させたとか。

でもそのあと、まだ原発の電力も回復していない頃に、
「お見舞いに訪日したい」と言ってきたのは、
フランスのサルコジ大統領なんですよね。

そう考えるとフランス人は、
逃げ足がというより、そもそも決断と行動が早いのかも。
えっ、今はちょっと… というくらい早い打診だけど(笑)、
気持ちはちょっと嬉しいかも。


今年の3月に東京で開催するはずだった、フィギュアスケートの世界選手権。
結局中止になって、代わりにモスクワで4月開催になりました。

するとここでも、2012年の世界選手権を開催する予定のフランスが、
「来年の大会、日本に譲ってもいいよ」って言いだしたそうです。
フランスはまた、2013年以降の開催を目指すから、と。
うーむ。地震から半月も経たないうちに、やっぱり決断が早い。
そして情に厚い。


個人主義の国フランスの人は、
都会派の気取り屋みたいに見せておいて、
ここぞというときの行動が、思いのほかオットコ前な気がします。
そういえばフランスでは、勇ましい英雄の物語が好まれてるような。
三銃士!
シラノ・ド・ベルジュラック!
ジャンヌ・ダルク!
オスカル・フランソワ!(←これは日本の漫画)

ちゃきちゃきのパリジャンも、
バンカラなガスコンも、
なんとなったら、
可愛らしいマドモアゼルや、美しいマダームも(笑)、
みんな、オットコ前DNAを持っているのかも知れません。
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