SSブログ

タカラジェンヌについて(1) [イケメン・オン・ザ・ステージ]

突然ですが、

宝塚、キライじゃないです。 むしろ好き。

宝塚歌劇団。言わずと知れた、女性オンリーのミュージカル劇団です。
その作風は一貫して、絢爛豪華アーンド華美。
特に、「男役」と呼ばれる独特の存在は、世間にも知られるところであります。
女性が演じる男・・・不自然と言えば明らかに不自然なのに、
「イケメンだー!」と萌えてしまう彼ら(いや、彼女らだ)について、
あれこれ考察して参ります。

ゴタクを並べるまでもなく、一糸乱れぬ群舞やラインダンスは、
無条件で楽しいと思いますがね~。


~たとえて言うなら、フルーツトマト~

宝塚歌劇の男役たちは、男性の持つ美しさや優しさ、甘さだ・け・を!! 抽出したような存在です。
男から、“男臭さ”を完璧に、徹底的に、排除した存在です。
それって、男なの? と。 萌える余地あんの? と。

これをトマトに喩えますってぇと、
味の中に、土臭さというか青臭さがある、これが「本来のトマト」もしくは「昔のトマト」。
一般ウケするように品種改良して青臭さを取り去った、これが「近頃のトマト」。
トマト好きにしてみれば、「近頃のトマト」<「昔のトマト」なのは歴然。
甘いだけのトマトなんてトマトじゃない、
ちょっと青臭くて酸っぱいくらいが美味しいんだい! となります。

だがしかし、甘いのも突き抜けて「フルーツトマト」くらいまで行っちゃえば、
また、別モノとしての味わい方があるというもんです。
しまいにゃ、ショートケーキにも乗ります。

宝塚歌劇に登場する男性は、「近頃のトマト」をとうに通り越して、「フルーツトマト」の域に達しています。
甘さを追及して追及して、もともとのトマトとはもはや別の食材として、
存在価値を確立しているというワケです。


ちなみに、男役ばかり話題になりますが、
娘役さんたちの“抽出”っぷりも、かなりのものですよ!
おんなの湿り気や生臭さみたいなものは、完ッッッ璧にフィルタリングして、
美しさや可愛らしさ、愛くるしさだけを、全面に押し出して提供してくれます。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0