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「夫にしたい」1位に半平太を! [教科書に出てくるイケメン]

武市半平太が切腹してから、2週間が経とうとしています。
嘘です。
“大河ドラマで、武市の切腹を描いた回が放送されてから2週間”なのであって、
本物は145年前に亡くなっています。


それにしても、こんなにイケてる人物だったとは。
大河ドラマが始まるまで、“龍馬の友人”くらいにしか認識していませんでしたが、
もっと早くに気付くべきだったと、後悔しています。
やはり学生時代、司馬遼の「竜馬がゆく」を途中で挫折したのがいけなかった!
(この小説で、武市さんがそーとーカッコよく描かれている)

武市半平太のカッコイイポイントは、たくさんあります。
 ・背が高い(180cmくらいあったらしい)
 ・剣豪(桃井春蔵道場で塾頭をつとめた)
 ・カリスマ(土佐勤王党のリーダー)
 ・絵がうまい(獄中でも作品をたくさん残したらしい)

でもやっぱり、特筆すべきは、奥さんとの夫婦仲だと思うのです。

幕末・明治史には、たくさんの偉人や英雄が登場するけれど、
夫婦仲が伝説となっている人物は、そう多くありません。
ありていに言えば、みんな(昔の男性らしく)何人も女性がいた。
岩崎弥太郎も、伊藤博文も、カタブツイメージの近藤勇だって、
お妾さんや妾腹の子が何人もいたという話だし、
土方歳三に至っては、もう何がなにやら。
「日本初の新婚旅行をした」とか言われてる龍馬でさえ、
別に愛妻家というワケではないし、女性はおりょうさん一人じゃないですからね。

それにひきかえ、武市半平太は偉いッ!


半平太は、二十歳のときに奥さんと結婚しました。

子供が生まれないのを心配した周囲の策略で、
奥さんの帰省中に、若い女中(よーするに妾候補)が次々と送り込まれてきたんだけど、
いっさい手をつけず、策略に気付いて「いらんことすんな」と言ったのは有名な話。
これは、ドラマでも乙女ねーさんが語っていましたね。

半平太が獄中にあるときも、奥さんは毎日のよーに差し入れをして、
切腹のときの死装束も、てずから縫って届けたとか。

半平太って、江戸に行ったり上洛したりで、
実は意外と土佐の家には、いられなかったんだと思うのですが。

そう思うと、ドラマで、
藩吏に連行される直前の朝、ふたりで朝食とってるシーンは泣けたなぁ・・・


今まで寂しい思いをさせたけど、これからは二人で過ごそうね。
夏のあいだに、桂浜に行こう。
秋になったら、紅葉狩りに行こう。
冬になったら・・・
「どこにも行かずに、二人で家にいたいです」
そっか、そんならそうしよう。


あぁ、書いてて思い出し泣きしそうだ。
このあと半平太は連行・投獄・切腹となり、二度と家には戻ってこないのです。


いつにも増して、ドラマと史実がごっちゃになった文面になっておりますが、ご了承ください。
小説やドラマを鵜呑みにしてはいけないし、
実在の武市半平太がほんとうにこうだったのかは分からないのですが、
当時を知る人が「武市さんと言えば、夫婦仲がよかった」と証言して、
それが21世紀の今まで語り継がれるくらいだから、
ま、信ぴょう性もそれなりに高いと言えましょう。

「上司にしたい人物」
「首相になって欲しい人物」
「いっしょにお酒を飲んでみたい人物」・・・
とかく、龍馬が1位になりがちです。アンケートでは、なんでもかんでも龍馬です。
でも「旦那さんにしたい人物」を選ぶなら、リネンは龍馬はイヤだな。
武市半平太がいいな!!
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