古代のドロドロ劇 [教科書に出てくるイケメン]
ふと思い立って、学生時代に使っていた日本史の参考書を読み返していたところ、
ちょっと濃ゆいキャラを発見いたしました。
中大兄皇子です。
時代としては、7世紀の大和朝廷の頃。大化の改新とかなんとか、あのあたりです。
時の天皇は孝徳天皇といい、甥っ子である中大兄皇子は、皇位継承者でした。
しかし、数々の歴史的都市伝説(なにそれ)を内包する、若干かたより気味なその参考書によれば、
中大兄皇子はその時、孝徳天皇の后と、不倫の仲にあったというのです。
おまえは、源氏物語の光る君かっっっ!!!
いやいや、これで驚いてはいけません。
孝徳天皇とは、中大兄皇子にとって、叔父であると同時に「義弟」でもありました。
よーするに、不倫相手である孝徳天皇妃は、父親も母親も同じ実の妹だったのです。
『ぼくは妹に恋をする』かっっっ!!!
そんな中大兄皇子とはつまり、後の天智天皇ですね。万葉集でお馴染みの。
そう、弟である大海人皇子と一人の美女を奪い合ったという、有名なエピソードを持つあの方です。
不倫で大逆で近親相姦で兄弟間三角関係。
どこまでも昼ドラの匂いがする中大兄皇子は、しかし、物語のキャラクターとしては、
背徳的ながらもハイソサエティな、エロス美男子として描かれるべきなのではないでしょうか。
伊勢谷友介とかがいいかなー。
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